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甘い時間は2人きりで
第12章 仲直り?
唾液を引きながら唇を離して、口元に垂れる唾液を舐め取る。
濡れた唇を耳元に寄せて、色気と吐息を含んだ低い声で囁かれる。
「…そろそろ見せて、1人でシてるところ…」
ベッドに押し倒されても、1人エッチを見せるのを躊躇する自分がいる。
「春人、やっぱり…」
「早くして。じゃないと茜さんのこと…メチャクチャにしそうやねん…」
お風呂から上がってから春人に感じていた気持ち。
エッチな表情の中に潜んでいる、必死に堪えている顔。
普段はそんな顔しないのに…
やっぱり私が、心配かけたのが原因なんだ…
「…春人、ごめんね。私のせいで…」
「いや、別に茜さんのせいじゃ…」
「…春人の好きにして…いいよ」
「…アカンよ。俺、アイツにすげえ嫉妬してるから…茜さんのこと…」
「アイツ」って蔵本くんのこと…
「春人…」
縋るような目で見ていると、私の上から退いて側に胡座をかいた。
「ごめん、今から最低なこと言う…ホンマは前戯もせずに茜さんのナカに生のまま突っ込んで、中出ししたいくらい茜さんの全部が欲しい。そんくらいアイツに嫉妬して、自分の嫌な感情にイライラしてた」
「……!」
「でも、それをやったら男として最低やからしない。だからせめて俺の前で恥ずかしいことして、俺のことだけ考えて、俺だけに溺れて欲しいって思った」