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甘い時間は2人きりで
第12章 仲直り?

「たまにはエッチせずに抱き合うのもええな」
「うん。…春人」
「ん?」
「ありがとう、心配してくれて。今度からはお酒は飲まないから」

その言葉に疑うような眼差しを向けてきた。

「ホンマに?」
「ほ、ホントだから!」
「分かった。その代わり。飲むんやったら、俺の前だけにしてな」

ソッと耳元で囁かれる。

「あんなエロい顔、他の男に見せたくないから」
「…!え、エロくないもん!」
「エロいよ。トロンとした顔して、男は勘違いするよ」
「むー…」

春人の匂いと温かさと、春人と仲直り?出来た安心からか、瞼が重くなってきた。

「来週から夏フェスに参加しやなアカンから、しばらく会えなくなるね」
「ん…」
「時間見つけて会いに行くから、いい子にしててや?悪い男に捕まったらアカンで?」
「ん…」
「茜さんが良かったら、部屋の合鍵も渡すからさ。好きな時に泊まりに来てよ」

段々、春人の話が眠気で頭に入ってこなくなり、生返事をした末に寝落ちしてしまった。

「すぅ…すぅ…」
「あー、1人エッチ見せてもらうの忘れてた…」
「すぅ…」
「まぁ、今度でええか。ありがとうね。おやすみ」

チュッ



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