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甘い時間は2人きりで
第13章 大人なデート
「Blue Eyesでした!皆ありがとう!!またなー!!」
「「わぁぁぁー!!!」
「お疲れ様でーす!」
「お疲れ」
「お疲れっしたー!」
「ふぅっ…あっつ!」
本格的な夏の到来とともに始まった夏フェス。
有難いことに、今年もBlue Eyesは各地のフェスに呼んでもらっている。
出番は30〜40分程だが、毎回全力でライブをして、爪痕を残すよう努力している。
他のバンドを見に来ていた人を俺らの音楽の虜にして、聴いてもらえるようにするのが1番大事やからな。
「ハルさん、お疲れ様でしたー」
「お疲れー」
「これで冷やしてくださいね」
「おー、ありがとう」
マネージャーの久保ちゃんが持ってきてくれたのはアイスノン。
顎に当てて冷やしていると、水着姿のお姉ちゃんがこちらに近づいて来た。
「ハルさん、お疲れ様ー」
「ああ、どうも…」
俺らの前に演奏してたシンガーの小泉くんのバッグダンサーか…
「さっきのライブ凄いカッコ良かったです!」
「ありがとうございます…」