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甘い時間は2人きりで
第13章 大人なデート
目的の店まで、車をゆっくり走らせる。
「茜さんって、普段どんな仕事してるん?」
「会社のキャンペーンを考えたり、他の会社と企画とか打ち合わせをしたりしてるかな?もう4年くらいしてるの」
「んー…」
社会人の経験の無い俺にはさっぱり。
でも、4年もやってるってことは、仕事デキるんやろうな…
「他社との打ち合わせってことはさ…接待とかあるん?」
「んー?たまにあるけど…」
「それはアカン!」
「はっ?」
料亭とかで、お酒飲んでるうちに酔わされて、押し倒されるやろ!?
「御社の利益のためにも断るとマズイですよ…」なんて言って、エロジジイに茜さんの綺麗な身体を貪られるのなんて耐えられやん!!
「接待やからって、人の少ないとことか、料亭とか入ったらアカンで!」
「…あのね、春人が思ってるようなことは無いから!」
「ホンマに!?エロジジイとかおらんよね!?」
「居ないよ!」
頰を膨らませて、こちらを軽く睨む茜さん。
俺はただ心配なだけやからな…