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甘い時間は2人きりで
第14章 秘密の一室

ポー……

「…先輩?」
「…はっ!?」
「大丈夫ですか?またボーッとしてましたけど…」

夏フェスに出演している春人と時間が合わず、会えない日々が続いていた。
あの逢瀬から、時間を見つけてはちょくちょく会いに来てくれるようになった。

なかなか「会いたい」と言い出せなかった私としては、嬉しいんだけど…

『茜さん、好きやで』
『愛してるよ』

私が寂しくならないようになのか、愛の言葉を囁いて、キスやハグを積極的に行ってくる。
昨日なんて、公園であんな凄いエッチなキスされて…

『んん、あん…』
『ん、茜さん…』
『んぅ、ふっ!』

ビクビク…

『はぁ…』
『…イっちゃった?』
『………』
『…可愛い』

エッチしてないのに、抱き締められてキスをするだけで、凄く気持ち良くて…
春人の気持ちが伝わるような、そんな愛情表現に仕事中も思い出して、こう支障が出てるんだけどね…

…エッチもしてないのに、キスでイクなんて…やっぱり恥ずかしい…




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