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甘い時間は2人きりで
第15章 オフな1日
久しぶりの1日休みの日。
人が気持ち良く寝てる時に限って、誰かに起こされる。
「すぅ…すぅ…」
「…くぅーん」
モフモフ…
首元がちょっとモコモコして、ちょっと暑苦しい…
「んー…わたげー、なんや。起こしに来たんか」
「くぅーん」
「……はー、まだ7時やん。ごめん、もうちょい寝かせといて」
最近リハーサルや楽曲制作やレコーディングで、深夜まで作業してることが多かったから、久々の休みくらい寝坊したいわ…
「んー、おやすみ…」
「( `・ω・´ )」
フミフミ…
「……」
フミフミ…
「…分かったよ!起きりゃええんやろ!?」
「ワン!」
「起こし方が猫みたいなんよな…ヤマトのマネか…」
ベッドから起き上がり、顔を洗って、リビングに入る。
わたげはソファのど真ん中に座って、「テレビを付けて」とリモコンを鼻先でツンツンする。
「…そうか、『本日のワンちゃん』を観たかったんやな…ごめんごめん。忘れるとこやった」
「くぅーん」
「でも、そのコーナーって8時前じゃなかったか?観る前に散歩行こか?」
「(o・ω・o)」