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甘い時間は2人きりで
第15章 オフな1日
「んー、だいぶ進んだな…」
ゲームの電源を落として、ソファに寝転がる。
今日はダラダラしてんなー。
でも、こんな休みもええよな。
「ヨシからライン来てるやん」
『夜、ハルのとこ行っていい?』
『オッケー』とスタンプで返信し、洗濯物を取り込んで、風呂とわたげのケージを掃除した。
「わたげー、ローラーやるで」
手に持ったものを見ると、嬉しそうに仰向けになった。
この美顔ローラーも、打ち上げでもらったやつやけど、今やわたげ専用のオモチャやな。
顔じゃなくお腹に転がしてやると、気持ち良さそうな顔をして、もっと欲しそうに身体をくねらせる。
わたげの場合、お腹周りをシェイプアップしてるみたいや。
「気持ちええか、わたげ?」
「ワン」
「そうか、もっとしたるなー」
美顔ローラーで気持ち良さそうにするワンちゃん…
『本日のワンちゃん』に応募するか?
…そういう犬はもう出てるかもしれんな…