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甘い時間は2人きりで
第15章 オフな1日
「わたげ、おかわり」
モフッ
「顎じゃない」
「くぅーん」
ヨシとのやり取りに飽きたのか、オモチャ箱から骨のオモチャを出したきた。
「よし、取ってこーい」
「ワン」
その後も休憩を挟みつつ、セトリの打ち合わせをしている内に、時刻は11時を回っていた。
「んー、とりあえず明日セトリの変更部分を、皆に確認取るか?」
「せやな…もう遅いし、泊まっていけよ。わたげも離れたくないっぽいし」
「ええんか?じゃあ、お言葉に甘えて」
空いている部屋に布団を敷き、ヨシにはそこで就寝してもらう。
シャワーを浴びて、寝る前に軽く今度のフェスのパフォーマンスについて打ち合わせをした。
「パフォーマンスも、メンバーと話し合って詰めていくか?はー、ねむ…」
「わたげはどっちと寝る?」
「くぅーん」
スリスリ…
「…ヨシと寝るんか?パパ寂しいわ…」
「ええやんハル。たまには俺もわたげと寝かせてや」
「分かった。おやすみー」
「おやすみ」