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甘い時間は2人きりで
第17章 お祝い
再び啄むようなキスを繰り返し、唇の感触を味わっていると、急に唇が離れた。
「茜さん、チューして」
「見えないから無理」
「顔近づけるから、ね?」
唇に息がかかってるから、目の前に居る。
一呼吸置いてから、口付けをすると出っ張ったなにかに触れた。
「んー、それは鼻」
「じゃあ、ここ」
次に吸い付いた場所は頰で、春人から呆れ笑いが漏れてきてる。
「ワザと?」
「もー!見えないんだから、分かんないって!顔動かさないでよ」
3回目でようやく唇にキスをお見舞い出来た。
モタついたお詫びに、唇を舐めてあげた。
拙いキスだったけど、満足してくれたようで、笑ってくれてる。
「ありがと。お返しは…」
頰に手を添え、舌を絡める濃厚なキスをお返しされた。
息を奪うようなキスに少しずつ苦しくなっていく。
「ん、んっ、んうう」
気持ち良さと酸欠で頭がボーッとする中で、身体を捩らせて、唇が離された。
「もう、窒息させるつもり!?」
「ふふっ、今度からはこういうキスしてね」