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甘い時間は2人きりで
第18章 社員旅行
ライブの話が長くなりそうだったので、話の流れを変えようと好きなメンバーを聞いてみた。
すると、頰を真っ赤に染めてモジモジし出した。
「ど、どうした…」
「す、好きなのは…は、ハルくんです…」
この「好き」っていうのは…
いわゆる「Like」じゃなくて、「Love」の方!?
「ハルくんって凄いギャップがあるんですよ。普段喋り方はおっとりしてるのに、歌うとセクシーで低い声してて、ライブパフォーマンスも凄いエロいし…オフだと、結構メンバーに甘えたになるところとか。でも1番はハルくんが生み出す曲が全部素敵なところですかね」
話終わると、ペットボトルの水を飲み干した。
「先輩、今の話恥ずかしいんで秘密にしてもらっても良いですか?」
「う、うん…」
無闇に後輩の秘密をバラす行為はしない。
でも、春人の彼女としては、少しモヤモヤするような…
「周りからは『バンドマンと恋愛なんて、夢見るな』って馬鹿にされそうじゃないですか?でも、私ハルくん見てると、凄いドキドキして、変ですかね?」
「そっか…千代ちゃんは悪くないよ。山岡さん素敵だもんね。」