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甘い時間は2人きりで
第20章 イメチェン

雑誌の撮影やライブにテレビ出演、バンドマンって大変だね…
「何か私に出来ることがあったら言ってね?ツアーで回ってたら、出来ることなんて少ないけど…」
「やったら、電話したい」
「えっ?」
「今日何があったかとか話したい。声聴くだけでも元気になれるから」
寂しそうな顔の春人を見て、あるものが頭に浮かんだ。
「だったら、スカイプでもする?ツアー先のインターネットが繋がるホテルなら、顔見ながら話出来るし」
「おお!ええな。それやったら、茜さんの1人エッチも見せてもらえるかも…」
「それ以上言うと、しないよ?」
「ごめんって」
ケーキを食べ終わると、不意に春人が手を握ってきた。
「今日さ、泊まってもいい?もちろん、わたげのお世話はちゃんとして来たから」
「…いい、けど明日も早いんでしょ?」
「うん。でも茜さんと一緒に出れば大丈夫やから」
だったら大丈夫と思い、泊まってもらうことにした。

