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甘い時間は2人きりで
第20章 イメチェン

お風呂に入ってから、狭いベッドに2人肩を寄せ合う。

「狭いでしょ?」
「ううん、俺は大丈夫やで。くっ付いてたらあったかいね」

胸元に擦り寄ると、頭上から溜め息が聞こえた。。

「…茜さんと付き合う前までは、ツアーに行っても平気やったのに。数日東京に居らんだけで不安になる」
「春人…」
「仕事やから仕方ないけど、寂しいねん」

あからさまに見せる、寂しそうな顔がムカつく…
寂しいのは春人だけじゃ無いっての!

「…春人だけ寂しいみたいに言わないで。私だってそうだからね」
「ごめん…」
「寂しくないように、毎日ラインでも電話でも付き合うから。スカイプも出来たら眠たくなるまでしよ?だから…頑張って」

突然、力強く抱き締められた。
抱き締める腕に力が入る。

「痛い…」
「ありがとう…茜さんが彼女でホンマに良かった」
「もう、大げさ…んっ」

顎を持ち上げられ、素早く唇を塞がれた。
そのキスも深くなって、気がつくと春人が覆いかぶさっていた。

「お願いがある。寂しくならんように、茜さんのこと堪能させて?」
「ん、いいよ…」




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