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甘い時間は2人きりで
第22章 犯人

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アルバムを聴き終わり、目を開けると部屋には誰も居なかった。

「えっ…お父さん?」

1人だと分かると、身体が震え始めた。
1人だけの空間がこんなに怖かっただろうか…

「はぁ、はぁ…」

やだ、怖い…
今は1人にしないで…
あの人が来る…

ガラッ…

「ただい…茜!?」

扉が開いた瞬間、緊張感がマックスになり、過呼吸を起こしてしまった。
私の異変に気付くと、すぐに駆け寄ってナースコールを押してくれた。

「はぁっ、お父さ…」
「無理に喋ろうとするな。ごめんよ、売店に行ってたんだ。ちょっとくらいなら大丈夫だと思ってた俺がバカだった」

安堵から涙が止まらなくなった私を、優しく撫でてくれた。
その手が温かくて、春人に撫でてもらってる時のような安心感が生まれた。

「お待たせしました」
「む、娘が…」
「長野さん、大丈夫ですよー」

安定剤を打ってもらうと、気持ちの昂ぶりが収まり、呼吸も整ってきた。



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