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甘い時間は2人きりで
第22章 犯人
しばらく見つめ合って、少し荒っぽく唇を重ねた。
横抱きのままキスをして、春人の柔らかな唇を堪能していたら…
グゥゥゥ……
甘い雰囲気の中で響いたお腹の音…
「…….お腹空いたの?」
「…うん、ごめん」
「(´・ω・` )後で売店に買いに行こっか?」
朝ご飯を買いに行く前に、看護師さんに来てもらった。
「長野さん、体調はいかかですか?」
「腰が痛くて、また起き上がれなくなりました」
体温を測ってもらい、朝食後に検査をすることに。
「あの、お母さんのところに行ってもいいですか?」
「もちろん。お母様にお顔を見せてあげて下さい」
春人に車椅子を押してもらって、藍さんが休んでいる病室に行った。
私達を見ると、笑顔で迎えてくれた。
特に怪我をした様子も無く、ホッと胸を撫で下ろす。
「藍さん無事でよかった!ごめんね、私のせいで…」
「茜ちゃんのせいじゃないわ!私が犯人に気付いてたら、茜ちゃんに怖い目に合わせなかったのに…」