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甘い時間は2人きりで
第22章 犯人
コンコン
「茜、入るぞ!」
ヤバい、このタイミングで!?
「は、春人!早く着替えさせて。早くしないとお父さんに締められるよ」
「げっ!?」
急いで新しいパジャマに着替え、お父さん達に入ってもらった。
「ど、どうぞ…」
「おお、山岡さん!娘がお世話になりました!」
「いえ、俺も一緒に居たかったんで。良かったです」
「じゃあ、茜さん。お父さんら来はったから帰るね。また時間出来たら来るわ」
「あ、春人…」
病室から出て行こうとする春人を掴んだ。
「どうした?」
「顔下げて…」
「?」
キョトンとしたまま屈んでくれた。
春人の顔が近づいた瞬間に、唇に思いっきり吸い付いた。
チュウウ…
「!!」
「んっ…」
チュポ…
「き、今日はありがとね…一緒に居てくれて凄く嬉しかった…春人のおかげで苦しくなかったよ……うう、じゃあね」
私の突然のキスに、皆固まってしまった…
精一杯の感謝を伝えたところで、恥ずかしくなって布団に隠れた。
「あ、ああ…うん。俺も一緒に居れて嬉しかったよ。あ、ありがとう…(お父さんらの前でキスて…結構恥ずかしい!)」