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甘い時間は2人きりで
第23章 久しぶりの2人の時間
「背中は俺が洗ってあげる」
痛くも無く、くすぐったくも無い絶妙な力加減で背中を洗ってくれる。
気持ちいいな…
「はい、終わったで。自分でやってな」
「うん」
スポンジを受け取り、お腹周りから洗っていく。
泡まみれになっていくのを、ジッと眺める春人…
物欲しそうな目をして、後ろに座っている。
身体に触りたいの我慢してるんだ…
身体を洗い終わると、次は髪の毛を洗う。
シャンプー液を手に取り、春人が優しく髪に触る。
「痒くない?」
「平気」
「ギプス濡れてない?」
「ん、大丈夫…」
シャンプーとコンディショナーを終え、湯船に浸かる。
隣でシャワーを浴びる春人の姿を眺める。
濡れた髪と水滴が垂れる顔が何とも色っぽい…
普段はワンコ系だけど、たまに見せるセクシーな表情が堪らない時がある。
濡れた状態はその何倍も色気がある。
手は血管が浮き出て男性ぽいけど、指は細くて綺麗。
身体は全体的に華奢で、筋肉は余り付いてない。
でも、春人のアレは…
「ん、なに?ジロジロ見て」
「い、いや、何でもない!」
「何?エッチなこと考えてた?」
「……!!」