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甘い時間は2人きりで
第23章 久しぶりの2人の時間
「ん、んふっ…」
顔を逸らしても春人に追いかけられ、いい加減苦しくなってきた…
右腕で春人の背中を叩くと、ようやく離してくれた。
春人は親指で唾液を拭うと、私の口先に差し出した。
「エロく舐めてみて」
エロく舐めるやり方は分からないけど、舌先でチロチロと舐めてみる。
「もっと舌を絡めるように。俺のを咥えてるみたいに」
舌全体を使って舐めたり、音を立てて親指をしゃぶってみたりすると、春人は満足気な表情をした。
ていうか、私が舐める前よりも唾液まみれになってるんだけど…
お互いの額を合わせると、ゆっくりと擦り合わせた。
「可愛い…」
首筋に顔を擦り寄せると、匂いを嗅いできた。
「ちょっ…」
「茜さん、ええ匂いする…」
「ホテルのボディソープの匂いじゃない?」
「違う、茜さんの身体の匂い、甘い香水みたいな良い香りがする」
普段は香水なんて付けてないから、そんな匂いはしないのに。
それに匂いでいったら、春人も良い香りがする。