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甘い時間は2人きりで
第23章 久しぶりの2人の時間
「だから覚悟して」と耳にキスをされた。
その言葉で、これから春人に与えられる甘い刺激を想像して、身体が熱を帯びた。
チュッと軽く唇を吸って、触れるだけの軽いキスを何度もする。
春人の舌が私の唇をひと舐めして、唇をなぞるように舌先で舐める。
左腕に春人の手が撫でるように這い、手が重なると指を絡めてくれた。
「は、ん…」
「口開けて」
唇を薄く開くと、舌がヌルリと入り込んだ。
歯列をゆっくりなぞり、お互いの舌を突き合う。
舌を絡めると、私の動きに合わせるように動かしてくれる。
クチュ、クチュ…
舌から伝わる甘い痺れに、強張っていた身体の力も抜け、頭の芯が溶けていくような錯覚に陥る。
春人の左手は私の頰に添えられ、慈しむように撫でる。
「ん、はうっ…」
春人の吐息が荒くなり、舌の動きも大胆になる。
唾液を吸い取り、口内を荒々しく犯すような動きに変わる。
呼吸もままならない激しいディープキスに、握る手に力を込め、顔を僅かに逸らした。