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甘い時間は2人きりで
第26章 クリスマス

アレで合ってたのか分からないけど、春人が嬉しそうにしてるから良いか?

「冷えてきたからお布団入ろ?」
「その前にサンタ服脱いでも良いでしょ?」
「んー…あっ」
「?」

カシャッ

スマホを取り出したかと思ったら、一瞬のうちに写真を撮られた。

「…何してんの!?消して!」
「ええやん、クリスマスの思い出に」
「いやいや!誰かに見られたらどうすんの!?」
「大丈夫やって…それよりあっためて。俺風邪引いてまう…」

こういう時の春人は割と頑固だからな…
私のコスプレ写真なんて眺めてどうすんの…
写真を消させるのを諦め、布団に潜り込んだ。

「んー、あったかい」
「寒いんなら服着ればいいのに…」
「服より人肌の温もりの方が好き。特に好きな人なら尚更」

少し照れ臭くなって、春人の身体に擦り寄った。
見上げれば、優しい笑顔で抱き締めてくれた。

「茜さん今年はありがとうね。俺の彼女になってくれて」
「わ、私だって…春人に彼氏になってもらえて嬉しかった」




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