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甘い時間は2人きりで
第27章 それぞれのお正月
「笑い事じゃない」と拗ねたように言うと、途端に謝ってきた。
『ごめんごめん。絶対疲れるやろ?しんどなったら俺のとこ来てや。1人で溜め込まんと俺に愚痴ってや』
「うん、ありがとう」
春人のお陰で、年明けの憂鬱がすこしマシになったかも。
「春人はどんな年にしたい?」
『俺はもっと皆がカッコいいって思ってくれる音楽作って、いっぱいライブして待ってくれてる人に会いに行きたい。けど…』
「けど?」
『茜さんといっぱい過ごしたい。楽しい思い出作って、イチャイチャしたりしたいな』
「……っ」
また彼女が言うべき可愛い言葉を言われた…
すごい胸がキュンとした…
「わ、私だって!春人といっぱい楽しいことしたい!」
『うん、俺だけじゃ無くて良かった』
ゴーン、ゴーン…
「あ、年明けたね…」
『あけましておめでとう。茜さん、楽しい1年にしよな』
「うん。今年もよろしくお願いします!」