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甘い時間は2人きりで
第27章 それぞれのお正月
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春人サイド
父「はい、皆あけましておめでとうございます!」
「「おめでとうございます!!」」
父「えー、去年は母さんが入院するという事態が発生しましたが、元気になってくれて本当に良かった。それに瑞樹が似顔絵コンクールで一等賞を取って…」
始まったな…オトンの年始の挨拶。
とにかく長いから、皆は挨拶を適当に聞きつつ、お節を摘み始める。
俺もお節…の前に瑞樹に手招きする。
「瑞樹、あけましておめでとう」
「はりゅ、おめでとう!」
「はい、お年玉」
「わー!はりゅありがとう!」
んー、可愛い…
瑞樹を愛でようと思ったら、横から手が…
涼「瑞樹、お年玉やでー」
「えっ!?」
「うわー!涼くんありがとうー!」
「おい、瑞樹から人気無いからって、金で釣るなよ」
涼「金で釣ってへんよ!俺は瑞樹のおいちゃん的存在で…」
俺らが言い合いしてる間に、今度はヨシがお年玉を渡した。
義「大事に使えよ」
「うん!ヨッピーありがと」
義「よ、ヨッピー…」