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甘い時間は2人きりで
第28章 新居へ引っ越し

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1週間後…

「今日新居を内覧して、契約して来たんだ」

目星を付けていた新居を契約したことを春人に報告した。

「へぇ、もう引っ越したん?」
「ううん、住むのは来月からで、引っ越しはまだ先なんだけどね」
「どんな所なん?」

テーブルに部屋の間取りを広げて見せた。

「オートロック式のマンションで、部屋数も1つ増えてキッチンも広いの。前より家賃が高くなったけど、四年前と比べたらお給料も増えたから、家賃も支払える範囲で大丈夫なんだよ」

その部屋を寝室にして、リビングは広々と使えるようにしよう…
キッチンも広くなったから、春人と一緒にご飯作ったり出来るし…

「今度遊びに来てね」
「んー、どこにあるんかな?」
「春人のマンションから徒歩5分くらい」
「あの斜め向かいの!?ベランダから見えるやつ?」

「会社も近いし、春人のマンションも近いよ。最高の物件じゃない?」

(…こんな近くに越してくるんやったら、同棲でも良かったんじゃ…まあ近くなったからええか?)





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