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甘い時間は2人きりで
第28章 新居へ引っ越し
「春人は上京した後ホームシックになった?」
「なったよ。メジャーデビューしたばっかりの頃は、自分が思い描くような音楽とかライブが出来やんのが重なって、そこからちょっとノイローゼ気味になってたな」
負担の春人から想像も付かない…
「どうやって乗り越えたの?」
「あの時メンバーとスタッフさん、周りの人の支えがあったから、今こうやって仕事させてもらつてるから、ホンマ感謝やわ…」
もっと話をしていたかったけど…
「春人、時間!」
「ヤベッ!また遅刻する!」
親子丼をかき込んで、お茶を一気飲みした。
「ご馳走様!ありがとう、美味しかったわ」
「いえいえ、手伝ってくれてありがとう。仕事頑張ってね」
「うん、住むとこ決まったら教えてや。遊びに行くから」
「お仕事いってらっしゃい」
玄関で見送ってから、ある事に気付く。
…春人あの格好で仕事行くのかな?