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甘い時間は2人きりで
第29章 2人きりの旅行
京都の有名なお寺の庭園を彷彿とさせる、立派なお庭で、思わずスマホで撮影した。
「ここ歩けるんですか?」
「はい。間近でご覧になられて、お庭をスケッチされる方もいらっしゃいましたね」
「へぇー」
高級感漂う旅館だから、有名人がお忍びで泊まりに来るのかな?
しばらく歩くと、泊まる部屋に到着した。
「う、わぁ…」
ひ、広い…
ゆったりとしたスペースに、大きめのローテーブルと座椅子、壁には大型の液晶テレビが。
部屋のあちこちに置かれた高価そうな装飾品。
しかも寝室が別にあるの!?
アレ?もう一つ扉があるけど…
「……え、ええっ!?」
扉を開けると、そこは脱衣所になっており、奥には露天風呂が見える…
どれだけ豪華なの!?
ここ、1泊いくらするんだろ…
「ごゆっくりとお寛ぎ下さい」
「あ、ありがとうございました」
あまりの豪華さに圧倒されていると、不意に後ろから抱き締められた。
「あっ…」
「やっと2人きりになれた…」