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甘い時間は2人きりで
第29章 2人きりの旅行
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このまま春人のペースに飲まれていいの!?
館内を散策したいし、エッチしたら眠たくなるからダメ!
「私…お風呂入りたい」
「お風呂?お風呂やったら、露天風呂があるから一緒に」
「違う!館内にある浴場!そこに入ってみたいの」
テーブルに置いてあった旅館の案内ブックを見せて説明する。
よく見たら、この温泉って効能あるんだ…
「分かった、行っておいで。その代わり…後で露天風呂に一緒に入ってや」
「うん」
小さな襖を開くと、色と柄の違う浴衣が何着も用意されていた。
どれも綺麗…どれを着ようか迷うから、春人に決めてもらおう。
「春人、どの浴衣が似合ってる?」
「ん、どれも似合いそうやけど…やったら、青と白の浴衣はどう?似合うでー」
「本当に?ありがとう。じゃあお風呂入ってくるねー」
春人に見繕ってもらった浴衣と備え付けのタオルを持って、部屋を後にした。
パタン…
「…あんまり焦らされると、夜まで我慢出来やんようになるよ?」
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