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甘い時間は2人きりで
第29章 2人きりの旅行
「髪の毛伸びたね」
「うん、もう切らないけどね」
「えー、ショートも可愛かったのに」
バスタオルを巻いていると、春人の身体に目を向けると、浴衣の股間部分が盛り上がっていた。
「も、もう!お風呂出るまで我慢してよ」
「無理に決まってるやろ!今やってそんな格好されて」
鼻息荒く近付いて来る春人を何とか押し留めて、服を脱いでもらった。
「早くお風呂入ろ!」
「お、うん」
手早く身体を洗って、檜の湯船に身体を沈ませた。
お湯の温度は高めだけど、露天風呂で肌寒いから丁度いい。
「あったかいなー」
「うん、気持ちいい…」
「ええ感じに温まったし、お酒飲もっか」
小さめのコップ2つに地酒を注ぎ、「乾杯」もコップを重ねた。
「…んー」
「キリッとしてるなー、茜さんはちょっと苦手かな?」
「うん。でも飲めなくは無いよ」
「今度から買うのは、甘めのお酒にしよっか」
お酒を飲み干して、肩まで浸かってまったりしていたら、春人に引き寄せられた。