この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
甘い時間は2人きりで
第29章 2人きりの旅行
「はぁー、美味しかったな」
「うん。あの天ぷら美味しかったな」
「せなやー」
仲居さんが料理の膳を下げに来るまで、テレビを観ながらトランプでスピードをして時間を潰した。
コンコン
「失礼いたします。お膳をお下げさせていただきますね。お布団もお敷きさせていただきます」
膳を下げて、隣室に布団を2つ並べて敷いてくれた。
くっ付いて並んでるとこを見ると、「エッチして下さい」って言ってるように感じるのは私だけ?
固まっていると、春人に肩を叩かれた。
「何十回もエッチしてるのに、緊張してきた?」
「えっと…」
「ふふっ、可愛い。さ、お風呂入ろ」
タオルを用意していると、春人が先ほど買った地酒を冷蔵庫から取り出した。
「ご飯の時に飲もうと思ってたけど、湯船に浸かって景色見ながら飲むのもええと思って」
「いいね。お風呂に入りながらのお酒も美味しそう」
脱衣室で髪をアップにして、着ているものを全て脱いだ。
(うわー、色っぽい…もうここで襲いたいくらいや…)