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甘い時間は2人きりで
第29章 2人きりの旅行

火照った身体に冷酒がスーッと染みていく…
それが気持ち良くて、お酒を一杯注いだ。

「はぁ…美味しい」
「もっと飲む?」
「うん」

その後も春人に勧められるままお酒を飲んだ。
飲み終わる頃には、フワフワした感覚で春人に抱き付いていた。
それと同時に感じる、身体の奥が熱さ…

夕方からずっとイケずにムズムズしてた。
お風呂でもおっぱいを舐められるだけで、大事な箇所には触っていなかった。

気持ち良くして欲しい…

春人と目が合うと、無言のまま抱き合い、唇を重ねた。
息も出来ないくらい舌で掻き回され、春人の浴衣にしがみ付いて必死に応える。
下半身がキュッと疼いて、もっと舌を絡めようとしたら、唇が離れた。

「あー、このまま溶けてもええくらいキスが気持ち良い…」

再びキスが始まると、舌を絡ませて激しく求められ、勢いのまま布団に押し倒された。
気持ち良過ぎて、身体の芯から溶けちゃいそう…




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