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甘い時間は2人きりで
第29章 2人きりの旅行
汗の浮いた額にキスを落とすと、毛布を掛けて腕枕をしてくれた。
「ごめんね、ワガママ言って。春人の言う事聞くって約束だったのに…」
「ん?罰ゲームはもう終わり。茜さんがエッチな言葉言ってくれたから十分」
余韻が少し抜けてから数分前のアレを思い出して、顔から火が出るくらいな火照った。
私、快楽に飲まれてあんな事…
「茜さんが『……をトロトロに突いて、いっぱい気持ち良くしてー』なんてエロ可愛く言われたら、理性吹き飛ぶわ」
「そ、そこまで言ってない!!」
「んー?どう言ってたっけ?俺に教えて」
「うー……」
春人からのからかいに耐えられなくなり、布団の中に潜った。
「ふふっ、首筋まで赤いな。ホンマ見てて飽きへんわ」
「バカ…」
「はは。ほら顔出して」
顔を出すと、目尻に溜まった涙を舐め取ってくれた。
「右だけ閉じて」
右目だけ閉じると、瞼の上に唇を優しく押し付けるように、キスをしてくれた。