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甘い時間は2人きりで
第2章 夜のレッスン
唇が離れてお互いの潤んだ目を見つめる。
その目で見つめられるだけでドキドキする…
「…お風呂長かったのって、夜のこと考えてたから?」
「あっ…」
図星だったので、恥ずかしくなって春人の肩に顔を埋めた。
「赤くなって、かーわいい」
「べ、別に可愛くないよ。春人が変なこと言うから…」
「ふふっ。すぐ出てくるから、ベッド温めて待っといて」
「…」
春人の背中を見つめながら、はぁ…と深いため息を吐いた。
また可愛くない対応しちゃった…
水分が欲しくなり、コップに氷と水を入れ、それを一気に飲み干した。
飲み終わってソファに座ると、わたげちゃんが足元に寄ってきた。
まだ会って間もないのに、私に甘えてくれてる、可愛い。
太ももの上に乗せてあげれば、その上に寝そべってお腹を見せてくれる。
「可愛いねー」
尻尾を振って喜ぶわたげちゃんを見て、好意を持った相手に甘えられるわたげちゃんが羨ましくなった。
「いいな…」