この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
花菱落つ
第1章 躑躅ヶ崎館
指先に触れる千代女の秘所はすでに信玄を受け入れるのに充分な蜜を蓄えていた。信玄が熱く濡れそぼった秘所へ雄々しくそそり勃つ己の一物を挿し込むと、双方激しく腰を動かし始めた。
「『甲斐の虎』ともあろうお方がお戯れを。女にとって閨は己が命をかける戦場にございまする。閨で男を喜ばせることで、己の行く末が決まるのでございます」
信玄には千代女の言葉の意味がよくわかった。十二で娶った最初の妻、現在の正室である三条や側室の諏訪も、閨では必死に信玄の歓心を得ようと努めていた。信玄の寵を受け子を成すことで、周囲から信玄の室として認められてゆくのだ。
「閨で己の命運をかける女と比べれば、女の前でへのこを勃たせるしか能のない男など、なんと愚かで哀れなものにございましょう」
「たとえ虎であろうが鼠であろうが、閨では皆一物をぶら下げるだけのただの男にすぎぬというわけか」
千代女は否定も肯定もせず笑んだのみ。千代女がわずかに腰を浮かせると、より大きな快感が信玄の体を貫いた。へのこの張りも限界に達し、ついに溜め込んだ精を淫らな音を立てる千代女の中へと吐き出した。一つに混ざりあった蜜と精が秘所から溢れだし、褥をじっとり濡らした。
「『甲斐の虎』ともあろうお方がお戯れを。女にとって閨は己が命をかける戦場にございまする。閨で男を喜ばせることで、己の行く末が決まるのでございます」
信玄には千代女の言葉の意味がよくわかった。十二で娶った最初の妻、現在の正室である三条や側室の諏訪も、閨では必死に信玄の歓心を得ようと努めていた。信玄の寵を受け子を成すことで、周囲から信玄の室として認められてゆくのだ。
「閨で己の命運をかける女と比べれば、女の前でへのこを勃たせるしか能のない男など、なんと愚かで哀れなものにございましょう」
「たとえ虎であろうが鼠であろうが、閨では皆一物をぶら下げるだけのただの男にすぎぬというわけか」
千代女は否定も肯定もせず笑んだのみ。千代女がわずかに腰を浮かせると、より大きな快感が信玄の体を貫いた。へのこの張りも限界に達し、ついに溜め込んだ精を淫らな音を立てる千代女の中へと吐き出した。一つに混ざりあった蜜と精が秘所から溢れだし、褥をじっとり濡らした。