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堕天使 1st gig.
第31章 自由
家族と会うのに外出許可が必要とか、そういう規則だらけの演習に俺はかなりうんざりとしていた。

5日ぶりの家族に緊張した俺がビラの呼び鈴を鳴らすと中から扉が開けられて、如何にも南国風の柄のワンピースを着たリナが

『おかえり。』

といつもの笑顔を見せていた。首の付け根で結ばれたリボンで留められたワンピースはリナの真っ白な背中が剥き出しにされたデザインになっているから俺が抱きしめた俺の指先にリナの滑らかな肌の感触が伝わっていた。

リナの唇に自分の唇を重ね、舌先でリナの唇を舐めてやるとリナが応えるように俺の舌に自分の舌を絡めて来る。

このままベッドに押し倒してやりたい…

と思った俺の足元から

『あー!』

とご機嫌な叫び声が聞こえて来た。俺が足元を見ると美優が俺の足にしがみつき、一瞬だけ尻を浮かせ

立つのか?

と俺は期待したが、美優の手の力はまだ美優の尻の重さには勝てないまま、美優は床にズルッとずり落ちるように尻餅をついていた。思わず俺はリナよりも美優に

『鍛え方が足りん!』

と叫んでいた。リナが呆れた顔で

『娘は鍛えて頂かなくて結構です。』

と俺から離れていた。美優が居る限りは簡単にリナをベッドには入れられないと思った俺は

『あー…。』

と情けない声を出す美優を抱き上げてからリナに

『夕飯、どうする?』

と聞いていた。リナは

『今夜はホテルは多分凄い人混みだから街の方のお店に行こう。』

と言っていた。小さな島の中で俺は何がどこにあるのかさっぱりわからないのにリナは僅か5日間でガイド並に島を知り尽くしていた。

つまり、それだけ寂しい思いをさせたのかとか俺は思ってしまっていた。

メインになりそうな通りが2つ…、そのうち1つは飲み屋などの通りで、リナが選んだ通りはもう1つの通りだった。

そっちは観光用の通りで土産物屋やブティックなどがあり、飯屋もファミリータイプだとリナが俺に説明する。リナが

『アルトは向こうの通りがいい?』

と俺に聞き、俺がその通りを見ると水着のような格好の女が軍人を誘っているのが見えたから俺は

『酒は控えるように上から言われてる。』

とリナを誤魔化すように言っていた。
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