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【Onlooker】~サラが見たもの~
第3章 イケナイ、男(ひと)?
「――!」
否応なく、ソコを凝視するサラ。そうして、サラの瞳に映ったもの、それは――。
くちゅ――。
中指の第二関節の辺りまでを絡め取るように呑み込む、女の孔。それが俄かに擦れ、いやらしい音を奏でると――。
「ああん……」
女はその場所を、しっとりと濡らした。
「……」
サラは自分にも同じような『女の場所』があることを、この上もなく実感させられてしまう。が、そうでありながらも、同じようにされている自分をイメージすれば、まだそれは何処か遠くの出来事のようにも感じた。
それがまた、もどかしくも――あって。
その様に、まだまだ大人の女として途上のサラに対して、既に女であることを武器として用いる術さえも心得た、その女は言った。
「あなたも――してほしいんじゃない?」
「え?」
「どうなの? 見せてあげてるんだから、それくらい正直に言いなさいよ」
その様な明らかな挑発を受け、サラはキッと睨み返す。まだあどけない可愛らしい顔に、精一杯の反骨心を滲ませていた。
それは初めとは真逆――絶対に、感じてやるもんか――と、サラはそう心に決める。
「ふーん、そうなの」
サラの顔つきが変わったことを敏感に察知っすると、女は次の段階に進もうとしていた。