この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
【Onlooker】~サラが見たもの~
第6章 共にする、一夜?


 そう強く己を責めるからこそ“射精する”ことを暗に恐れたのだろう。ならば、いっそ生涯に渡り禁じてくれればいい。

 それなのに何故、潤を抱く、この夢に中で――またしても。その快感が巨大であればあるほどに、涼の精神は……。

 だが、今、腕の中に抱く潤の身体は、とても生き生きとしていた。それを実感するから涼は「そうなのだろう」と予感を強めた。

 今夜、自分の精神が崩壊する代わりに、潤の御霊が蘇るのではないか――と。

 虚構と現実に在る、今だからこそ。涼はそんな錯覚を信じようとしていた。否、信じたかったのだろう。

 そして、もし――そうならば。この夢の中で、潤を抱くことに、涼はもう些かの恐れも感じなくなった。

 自らの聳え立つ罪悪を、また、か弱き妹の最中へと突き立てんとして。


「僕も……覚悟を、しよう」


 涼はその衝動に、身を委ねてゆく――


/456ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ