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【Onlooker】~サラが見たもの~
第1章 見るだけの、お仕事?
そうして女は、まずはゆっくりと。上下動する自らの壺で、男の逞しい硬度を味わっていった――。
ゴクリ――と、サラの喉が鳴る。
目の前ではこれ以上もないくらいに、淫らな男女の場面が今この瞬間にも、躍動していた。男の長い竿が幾度も幾度も、吐き出されては呑み込まれて――。
女の腰が下まで落ちる度に、ぐっちゅぐっちゅと、淫靡な音を奏でていった。
これが、セックス……!
サラは圧倒される。
そして、また――女は肩越しに、サラの顔を見てきていた。その口元には、薄らとした笑みすら携えている。
いつか男の子と付き合うようになれば、その内に自分も自然にそういうことだってするのだろう、なんて。そんな風に簡単に考えていたけれど。
本当に自分も、あんな淫らでいやらしいことをする――否、できるのだろうか。ベッドの上の二人とは、まだ別の場所にいる自分に気がつく。
子供なのだと自覚しながらも、しかし――それに反するように零子に弄られた、その部分が頻りに疼いた。
もう、わけもわからないくらい――濡れて、る。
「ああっ、いいの……。ねえ、私、いいでしょう? だから、もっと、一緒……一緒に、いこ」
ベッドの上の二人は、やがて絶頂を駆け上がろうとしていた。女は腰をうねらせるように出し入れを早めながら、男も下から強烈に突き上げている。
もう、サラの視線も気にかけることなく、二人は見つめ合うと、貪るように唇を重ねた。