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【Onlooker】~サラが見たもの~
第1章 見るだけの、お仕事?
サラだって、オナニーの経験がないわけじゃないけれど。ごくたまになんとなく自分で触れてモジモジすると、いつもはそれで終わりだった。
いわゆる「イク」という感覚は、まだわからない。それだけに、零子の施す行為は、明らかにサラにその先を示そうとしていた。
はあ……はあ……。
未だ知らぬ快感に、思わず身もだえする。しかし、そうして零子の肩にしなだれかかりながらも、サラはベッドの上から目を離さなかった。
感じているサラの姿を見た彼女は、何処か満足気な表情をしていた。たっぷりと口で愛撫を施した男のものを、自分の成果であるかのように手でゆっくりと扱き上げて見せつけている。
そうしてから、今度は身体を反転させ背を向けると、天を突くようにいきり立った男のモノの上から、はしたなく開かれた両脚で――それに、跨ってゆく。
ああ……!
すぷり、と。先端の仮首までが、入り。それを皮切りに、ずずず、と。女の濡れて光った穴が、硬直した男の肉棒を呑み込み果たしていた。
女は尻を突き出すように、明らかにその様子をサラの方へと見せつけていた。
「はああぁ、いい……」
自ら奥まで迎え、女は身体の内側より焦がれて満足といった風に、感嘆の声を上げる。