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愛されたくて ~わたしってイケナイ人妻ですか?~
第7章 京都の彼…出逢い
実際、彼とのメールは楽しかった。
全てがオヤジギャグばかりで
本心を尋ねると
はぐらかされてしまう。
そんな彼の心の奥には
私と同じような淋しさを
隠しているような
そんな気がしていた。
幼く見える顔を
ヒゲをはやすことで
年相応に見せていることだってそう。
彼自身が
なにかしらのコンプレックスを抱えていて
それを隠すために仮面をかぶり
決して心を許さない。
そんなところに共感を覚えて
私達は急速に
お互いの距離を縮めていった。