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閉じ込められた部屋で夫は
第8章 ピロートーク
~織江side~

モニター室で結末を見届けた織江は、フゥと息を吐き、満足げな表情を浮かべた。

「忠告したのに……バカな男」

すべては織江の計算通りだった。男がドアを開ける前からすべて決着していたのだ。

そもそも男が勘違いしているのは、スピーカーから流れてきた音声が、リアルタイムと思ったことである。スピーカーから流れてきたのは一日前の友貴子の声。

友貴子への凌辱は、「一日前」から始まっていたのだ。

男が一日中睡眠薬で気絶させられている間、友貴子は腐乱死体に凌辱され続けていた。そして、男が起きたときには、友貴子はすでに快楽に落ちていたのだ。男が間に合うはずはなかった。

(それにしても、あの男の情けないこと。ペットボトルに混ぜたバイアグラと媚薬だけで、完全に正気を失ってたわ……フフ、自分の妻のセックスでオナニーしちゃうなんて)
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