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閉じ込められた部屋で夫は
第6章 本番
「でもねぇ。私が考えたのはそれだけじゃないの、わかる?」

友貴子はゴクリと唾を飲み込む。相変わらず、ゆっくりと腐乱死体が這い寄ってくる。ベチャベチャと全身から体液をこぼしながら。

「この私が龍蛾とのセックスであんなにも狂ったように感じたのに、貴女は龍蛾に落とされなかったっていうじゃない?」

織江がギロリと眼を剥く。

「屈辱だわ!嘘に決まってる!お前は私だけがセックスに溺れる女だと侮辱したのよッ!……ギィ、ギィィィィィィィッッッッ!」

口から白い泡を吹きながら獣のような叫び声をあげる織江。ギョロンと眼がひっくり返り、湯気が立ち込めるほどの怒気を放つ。

友貴子はフルフルと震えながら「ご、ごめんなさい……」と小さな声で謝った。だが、織江の怒りが収まるはずがない。

「だから私は証明するのッ!龍蛾に抱かれた女はすべからく彼の奴隷に堕ちることを!……フフ、もう分かるわよね?何故貴女を監禁したか……」

織江はベロリと舌を出しながらビクンと身体を震わせた。遂に目的を果たせるという歓喜の表情を浮かべながら絶頂した。
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