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閉じ込められた部屋で夫は
第7章 絶頂
~男side~
いつの間にか俺を閉じ込めているこの部屋のドアが開いていることに気がついた。
力を込めて押すと、ギイィと鉄製のドアが開く。「えっ?」と驚いた声が聞こえてくる。目の前に広がるのは、同じような白い小さな部屋。そこには、ベッドと横たわる女性がいた。奥にはもう一つのドアがあった。
その女性は、全身を覆うエナメルのボンテージの上から黒いマントを羽織っている。マントの上からでは顔を見なければ男性か女性かわからないような服装だ。
「誰?」
震える声で女性が俺に尋ねる。怯えているようだ。
その女性が俺を怖がる理由がわかった。明らかに誰かに暴力を振るわれたであろう跡が顔に残っている。きっと、前はかなり美人であったであろう。だが、顔の至るところに残る生々しい傷がそれを台無しにしていた。
俺は安心させなければと思い、出来る限り優しい声で話しかけた。
「安心してください。私も閉じ込められていたんです。ここがどこなのかもわからない」
自分に暴力を振るうために来たのではないとわかってくれたようだ。女性の目から怯えが消え、助けを求めるような表情に変わる。
いつの間にか俺を閉じ込めているこの部屋のドアが開いていることに気がついた。
力を込めて押すと、ギイィと鉄製のドアが開く。「えっ?」と驚いた声が聞こえてくる。目の前に広がるのは、同じような白い小さな部屋。そこには、ベッドと横たわる女性がいた。奥にはもう一つのドアがあった。
その女性は、全身を覆うエナメルのボンテージの上から黒いマントを羽織っている。マントの上からでは顔を見なければ男性か女性かわからないような服装だ。
「誰?」
震える声で女性が俺に尋ねる。怯えているようだ。
その女性が俺を怖がる理由がわかった。明らかに誰かに暴力を振るわれたであろう跡が顔に残っている。きっと、前はかなり美人であったであろう。だが、顔の至るところに残る生々しい傷がそれを台無しにしていた。
俺は安心させなければと思い、出来る限り優しい声で話しかけた。
「安心してください。私も閉じ込められていたんです。ここがどこなのかもわからない」
自分に暴力を振るうために来たのではないとわかってくれたようだ。女性の目から怯えが消え、助けを求めるような表情に変わる。