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私は女優よ!
第7章 素と錯乱は紙一重
 

 「賢い善人面しても、あんたも心ん中真っ黒なヘドロじゃないさ。
興味津々で同情の顔つくって偉そうに!
虫唾が走るわ」

 「私はそんなつもりじゃ………」

 ないとは言い切れなかった。


 「あんた、いかにも自分は利口だから弁護士してんの。
可哀想だから助けてあげんのよ的な態度してんだよ!
そういうのムカつくんだよね。

 なら教えてやる。
人を殺したいって事はさ、そんだけの積み重ねがあんのさ。

 何度も三宅の体を切り刻んで息の根を止めてやりたかったか……
それが現実になっただけの話だろ?
スッとしたのが本心で何故悪い!
むしろ、正直な気持ちだろうが!」

 「でも悔いているのよね?」

 「今更だろ!」

 「確かに犯した事実や現実は変わらない」

 「それも今となっては水掛け論さ!
殺したい気持ちがそうさせた。
それが事実と現実なんだからさ」

 「そうかもしれないけど、でもその罪を償って出直す道も用意されてるわ」

 「綺麗事言うんじゃないよ!
じゃあさ、罪を償えば全て赦して貰えるのかい?
三宅はまた生き返るのかい?」

 「それは……あなたがこれから背負っていく本当の現実です」

 「決論は、世の中からクズが一人消して排除してやった。
この女は裁判にかけられて、罪を言い渡される。
それで終わりなんじゃね?」

 「……この女?
ねぇ、あなたは誰なの?」

 「私は三宅環。
見れば分かるでしょ?」

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