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私は女優よ!
第2章 地味に狡い
自分だけが気持ち良くなればいいなんてセックスしていると、今にペニス噛み切られるわよ。
モラハラ旦那の夜の営みに、イヤイヤ付き合わされる妻はフェラチオをしながらそんな事を考えるの。
『いっそ、噛み切ってやろうか?』
でもね、踏み止まっているのよ。
不倫をしている負い目があるから。
外で樂しいセックスしているから、愛のない旦那の肉棒にも情けをかけるの。
「ほら、もっとしゃぶれよ」
『噛み切ってやりたい!』
「うぅ……うぐ、うぅ、う………………」
憎たらしい旦那の顔を愛しいあの人に置き換えて、苦痛の時間を乗り切る妻。
誰にでも出来るならば、時給1000円以下のパートなんて行かないわよね。
いざ旦那に見切りをつけた時の支度金を蓄えているわ。
見切りが中々つけれず、離婚という手段を選ぶ勇気もなく、不満だけを募らせて不倫に逃げてしまうのよね。
弱い女が息抜きをするって、地味で狡いの。
でも、そうでもしないと死んじゃうのよね……。