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人魚島
第9章 枝分かれの現実
『ああッ!花子ぉッ!出るッ!出るッ!出るッ!イクッ!』
僕は咲子曰く"赤ちゃん汁"を花子の胎内奥深くにビュルッビュルッビュルッと勢い良く射精した。
『ああ…おっちゃん…』
『まだ出てる…本当にどうしようも無いオチンチンだね』
僕等は一つになりながら抱き締め合った。
目蓋をギュッとしながら花子の頭を優しく撫でる。
途端しがみ付く花子が愛しくて抱き締め返す僕。
しばらく結合は続いた。
『おっちゃん、帰りにパーラー寄ろうか』
『パーラー末次ね、良いよ?アイス珈琲飲みたいのかな?』
『せや』
頷く花子。
僕は名残惜しながら花子の身体から離れた。
花子と結合が解かれて行く。
コンドームの口を結び『激しかったね』といつから居たのか知ら無い婆さんに手渡し『パーラー末次に行くよ』とフンワリ笑う僕に素直に付いて来る花子。
花子は『学校楽しく無いけん、夏休みは幸せや』と綻ぶ。
600年円でアイス珈琲を2つ注文し、ケントを燻らせながら飲んだ。
僕は珈琲がいつの間にか飲める様になっていた。
30歳、大人なのだ。
花子はしきりに『夏祭が楽しみや』と話してくれた。
『花子が歌うんだね?』
『なんで知ってるん?』
『だからオジサンはね、花子ならだいたい知ってるんだよ』
笑う僕に目を丸くする花子。
愛しくてついつい手をギュッと握ってしまう。
『お小遣いだよ』
万札を握らせてやれば『諭吉久しぶりに見たかったんだ』と終始ご機嫌の花子。
なんだか本当に"オジサン"になった気分だ。
ケントを燻らせながら『そろそろ行くよ』と片手を振れば埠頭迄付いて来る花子。
埠頭で抱き締め口付けをかわす。
ゆっくり名残惜しながら離れ、別れた。
不意に『ハルくぅんッ!』と懐かしく呼ばれた。
振り返えれば花子が手を振りながら『また来てやぁッ!』とジャンプする。
僕は『またね』と手を振るった。
そしてそのまま魚鳴き岬から飛び降りた。
目蓋を開けば花子が震えながら僕を見詰めている。
場所は花子の寝室だった。
ゆっくり上体を起こし花子に『帰ったよ』と力無く微笑んだ。
花子は途端抱き付きながら『次は一体何を見て来たのッ?』と涙をポロポロ溢していた。
僕は見て来た未来を語った。
『あたしが15歳?』
『うん』
『なんか変だね、ハルくんは30歳なのに』
『だから未来の様な過去みたいな世界だったよ』
僕は咲子曰く"赤ちゃん汁"を花子の胎内奥深くにビュルッビュルッビュルッと勢い良く射精した。
『ああ…おっちゃん…』
『まだ出てる…本当にどうしようも無いオチンチンだね』
僕等は一つになりながら抱き締め合った。
目蓋をギュッとしながら花子の頭を優しく撫でる。
途端しがみ付く花子が愛しくて抱き締め返す僕。
しばらく結合は続いた。
『おっちゃん、帰りにパーラー寄ろうか』
『パーラー末次ね、良いよ?アイス珈琲飲みたいのかな?』
『せや』
頷く花子。
僕は名残惜しながら花子の身体から離れた。
花子と結合が解かれて行く。
コンドームの口を結び『激しかったね』といつから居たのか知ら無い婆さんに手渡し『パーラー末次に行くよ』とフンワリ笑う僕に素直に付いて来る花子。
花子は『学校楽しく無いけん、夏休みは幸せや』と綻ぶ。
600年円でアイス珈琲を2つ注文し、ケントを燻らせながら飲んだ。
僕は珈琲がいつの間にか飲める様になっていた。
30歳、大人なのだ。
花子はしきりに『夏祭が楽しみや』と話してくれた。
『花子が歌うんだね?』
『なんで知ってるん?』
『だからオジサンはね、花子ならだいたい知ってるんだよ』
笑う僕に目を丸くする花子。
愛しくてついつい手をギュッと握ってしまう。
『お小遣いだよ』
万札を握らせてやれば『諭吉久しぶりに見たかったんだ』と終始ご機嫌の花子。
なんだか本当に"オジサン"になった気分だ。
ケントを燻らせながら『そろそろ行くよ』と片手を振れば埠頭迄付いて来る花子。
埠頭で抱き締め口付けをかわす。
ゆっくり名残惜しながら離れ、別れた。
不意に『ハルくぅんッ!』と懐かしく呼ばれた。
振り返えれば花子が手を振りながら『また来てやぁッ!』とジャンプする。
僕は『またね』と手を振るった。
そしてそのまま魚鳴き岬から飛び降りた。
目蓋を開けば花子が震えながら僕を見詰めている。
場所は花子の寝室だった。
ゆっくり上体を起こし花子に『帰ったよ』と力無く微笑んだ。
花子は途端抱き付きながら『次は一体何を見て来たのッ?』と涙をポロポロ溢していた。
僕は見て来た未来を語った。
『あたしが15歳?』
『うん』
『なんか変だね、ハルくんは30歳なのに』
『だから未来の様な過去みたいな世界だったよ』