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人魚島
第10章 東京編
シンイチがニヤリとした。

『まぁ、傑作やったんは人間の雌が売掛金150万払えんくて泣きじゃくるんを裸にして雄のレトリバーとヤラせたら、案外ハマった事やな、俺の愛犬マーク4歳、デカチンポでバター犬や、俺のチンポコ舐めよるんや、ザラザラしててな、えらい気持ち良いよ』

『犬が可哀想だ』

『あん?所詮は地獄の畜生界から引き摺り込んだ人間の成れの果ての姿や、頭ん中は飯と排泄と交尾の事しかあらへん、可哀想な連中や、だいたい動物保護されとる犬畜生は地獄の畜生界から這い上がって来た亡霊や、殺処分して地獄に戻したった方が生産的や』

シンイチがハンドルを切り、一軒の牧場の駐車場にハイエースを停めた。
そして、ブラックデビルを早速咥え高級ライターデュポンで先端に火を付けて『着いたぞ、太陽牧場や』とハイエースから出た。
僕は花子に『着いたよ』と起こす。
寝ぼけ眼の花子を連れて牧場ロッジに近付く。
幅50メートルばかりの大きなロッジは赤い屋根で丸太造りだ。
軒先に作業着姿の老婆が『シンイチ』と手招きしている。

『よう、久しぶりだなアペフチ』

アペフチ?

『アイヌの神様だ』

『おやっとさぁ』

アペフチが笑う。
見た目は85歳位、背丈は花子と同じ148㎝位だったが、腰は曲がってい無い。

『おやっとさぁ、せっぺねっぱいなごぶいそがらし』

『ああ、やかましいよ婆さん、標準語喋れただろ?豚借りに来たんだわ、連絡しただろ?』

『なんだい、久しぶりに顔出しゃ可愛い鹿児島弁はいら無いかい?』

『ああ、外国語みてぇなやつだからな、生憎解んねぇよ』

『相変わらずチャラチャラして、ウズメが泣いてたよ』

『明日あたり一晩中可愛がってやるよ』

『で?アンタが噂の魚人の天使かい?』

アペフチが僕を真っ直ぐ見据えた。
白内障からか両目が白く濁っていたが眼光は鋭い女神様だ。

『はい、篠山春樹です』

『春樹ね、私はアペフチ、もう何千年も現代に居るよ?まぁ、しわくちゃな婆さんだけど勘弁してね、昼には若い姿になるからさ』

『何の神様なんですか?』

『火、主に囲炉裏の神だよ、中に入りなさい?採れ立ての山羊の山羊乳ご馳走するよ、バターもあるから食パン食べなさい』

アペフチが杖を付きながらロッジに入る。
杖は羊飼いの杖で長く190㎝程ある。
中には囲炉裏があり、誰も居無かった。
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