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溶かされてみる?
第16章 刺激的なクリスマス

「社交界のパーティーは終わったけど、こっちのパーティーもしちゃおうか!」
皐君があたしをみながらウィンクしみんなに言う。
「クリスマスパーティーか!」
彰さんがウキウキな顔で言う。
「たまにはいいんじゃねえの、そういうのも」
暁翔さんは言葉とは裏腹に楽しそうな顔をしている。
「決まりだね」
黎泱先輩もあたしをみながらそう言う。
みんな…
「そんなわけでみんな空いていますよ、恋」
遠哉さんがあたしに微笑みながら言う。
あたしはプレゼントを渡せるだけで良いと思っていたが、それ以上にパーティーまでできることになるとは思わず、みんなの優しさにあたしは嬉しくて涙が出る。
「な!恋! どうしたんだよ!」
律先輩がそんなあたしをみて、焦りながら背中をさする。
「ちょっと…想像以上で嬉しくなって…」
「全く〜本当恋ちゃんってば可愛ーんだから」
そう言いながら皐君はあたしの頭を撫でる。
「本当みんな大好き」
あたしは笑顔でそういうと
「…ななな!」
「この馬鹿」
「本当にこの子は…」
「敵いませんね」
「ったく…」
「も〜」
みんな照れた顔をしながら顔を背けたりしている。
そうしてあたしたちの刺激的なクリスマスが、始まる…

