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溶かされてみる?
第16章 刺激的なクリスマス

中から出て来たのは、赤のベロア生地で白のふわふわのファー付きのサンタ服とメモ書きだった。
《クリスマスって思ったらついね、こうなるんじゃないかと思って作っておいて正解だったわ! 恋だけのオーダーメイド服よ!》
…ってかこの感じデジャヴだな…
なんか前にも…って思うのはやめようもう。
でも、さすがだと思うのはそのサンタ服がめちゃくちゃ可愛いということ。
文化祭の時の服もすごい可愛かったし、やっぱ融那天才だな…
そう思いつつサンタ服を見る。
せっかくだし…きてみようかな。
そう思いあたしはサンタ服に袖を通す。
…
なぜだ…
ぱっと見はそう見えなかったのに…!!
サンタ服を着たあたしは鏡を見ながら悶絶していた。
胸元がちょっと空きすぎだし、思った以上にスカート丈短くてパンツが…!!
それになんで編みタイツまで入ってんのよ!!
文化祭の時といい…あのエロエロ女!!!
そう思いやっぱりやめようと着替えようとすると…
ガチャ…
「ただいま」
「恋買ってきたぞー!」
「あれ?恋ちゃんいない??」
「上か??」
タイミング悪く帰ってきたのか、みんなの声が下から聞こえる。
うおおおおおお…最悪だ…!!
どうしよう!!
あたしが焦ってワタワタしていると
トントントン…
「恋??部屋にいるか?」
あたしが下にいないので不思議に思ったのか彰さんが部屋を訪ねてきた。
「い、いますいます!!」
どうしようもう着替えられない!!
扉越しにあたしは返事をしながら、どうしようかを考える。

