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溶かされてみる?
第16章 刺激的なクリスマス

ガチャッ!!
「…恋!そんなに慌ててどうしたんですか」
「おはよう恋…っておい!!」
「あ!恋ちゃん…」
ダイニングに入った途端、あたしの慌て加減に気づいた遠哉さん、彰さん、黎泱先輩が話しかけてきたがあたしは全てを通過し、プレゼントを隠した場所に急ぐ。
「忘れててごめんねプレゼント〜…」
あたしは丁寧にラッピングされたプレゼントたちを手に持ち呟く。
「どうしたんだ…?いきなり」
みんなが思い思いに何かを呟き、怪訝なうな顔をしながらあたしの後を追って来る。
「それ…どうしたの??」
皐君が不思議そうにあたしの抱えるプレゼントを見る。
「これ実は…」
プレゼントを渡さないと!と思っていたが、いざこうしてみんなが集まるとどうも照れくさくて渡さない。
あたしはプレゼントを大事にそうに持ちながら少しどもる。
「…みんなへの、クリスマス…プレゼントです」
顔を下に向けながらそう呟く。
………
一体どれほどの静寂の時間が流れたんだろうか。
恐る恐るあたしは顔を上に向けると、驚いた顔で固まっているみんながいた。
あれ…またもデジャヴ…?
お弁当を始めて渡した時のようなあんな感じ…
「えっと…」
これは…あたしどんな反応したらいいの…!!

