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溶かされてみる?
第16章 刺激的なクリスマス

「っ…あはははは!!」
皐君がいきなりお腹を抱えながら笑う。
「え!? な、なに、こーちゃん!」
そこで笑う?!どういうこと?
戸惑うあたしの周りで皐君が笑ったのに引き続き、みんなが笑いだす。
「いや…このタイミングで何かと思ったら…くくく」
「まさかのクリスマスプレゼントか…っははは!」
黎泱先輩と彰さんが必死に壁にもたれながらそう言う。
「そ、そんな!笑わなくても!!」
あたしタイミングやっぱりまずかった??!
みんな今日なんか機嫌悪そうだったし…
なんだかいたたまれなくなってあたしは、プレゼントを持ったまま落ち込む。
「ぷッ…ちげーんだよ、恋」
笑いをこらえながら律先輩があたしの肩に手を置く。
「なんか昨日今日の俺らが阿呆らしかったなって多分みんな思ったんだけ…ふッ」
暁翔さんがあたしの頭をポンポンしながら、笑う。
「阿呆らしかった…?」
状況の理解ができず、なんだかよくわからなくてあたしはついつい考え込む。
「…ふふ、こちらの話ですよ」
恋は気にしなくていいですと遠哉さんがあたしに優しく微笑む。
…怪しいけど、、まあ、良かったのかな…?
「それにしても!プレゼントってなになに〜〜?」
皐君があたしの手元に持っているプレゼントを見ながら興味津々に問いかける。
「あ!それはね〜??」
結構みんなのこと考えたから自信あるんだよね〜!!
そう思いあたしはそれぞれラッピングしてあるプレゼントをみんなに渡した。

