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僕の妻は性奴隷だった……
第24章 家族
僕と美紀ちゃんはあれから、少しずつ
準備を始めていた。
梨花にはまだ、何もこの先の事を
伝えてない……
でも、梨花も何かおかしいと
感じているかもしれない。
『最近、よく出かけますね……』
『色々、忙しいんだよ。梨花は
奴隷なんだから、そんな言い方は
どうかな……』
『はい、すみません。気をつけます』
『わかればいいからね。梨花はただ、
僕の言う事を聞く事しかできないん
だからね』
梨花は黙って僕の背中を見つめていた。
梨花の視線を感じながら、僕は
美紀ちゃんとの待ち合わせ場所に向かった。
あれから、美紀ちゃんの罪悪感より
僕と一緒にいたいという気持ちを
大きくしてもらいたくて、デートを
重ねていた。
『美紀ちゃんの好きなもの選んでいいよ』
『けんちゃんに梨花との生活、思い出して
欲しくないな……』