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第5章 出逢い

カフェを出て、彼が私の手を握った。

『おいで。初めてなのに頑張ったね』

私はなんだろう。
ドキドキが止まらなかった。
初めての気持ちかもしれない。
彼にとっては奴隷の一人。一匹。
きっとそうだよね……


『パンティを履かないで歩いてるんだよ、
どんな気持ち？さっきの女の子達は
どんな目で見てたの？』

『なんか、悪い事をしてるような
気持ちになります。見つからないように
願いながら歩いてます。さっきの女の子は
ちょっと変な人って思っていたと思います』


気がつくと駐車場にいた。

助手席が開けられて

『どうぞ』

ドアの閉まる音。
横にはさっき初めて会った人。
少し自分が怖かった……